東京ではコロナへの警戒段階がまた一つ緩和されました。子どもたちの登校は段階的に再開しており、来週からはほぼ平時に戻る見込みです。
社会人の私たちはそのまま戻ってよいのやら・・。こんな気持ちも抱えて動いている気がしませんか?
またいつの間にか以前の生き方に戻るのでしょうか。
復帰への流れを意識してみる
ルールを守ることは社会的なトラブルを減らし、スムーズな流れの維持に欠かすことができません。会社で決めたルールもまた然り。
誰かが決めていて、ひとまずそれに合わせるのが社会通念上の常識です。
しかし以前のパターンに戻るとしても、漫然と戻るか、意識的に戻るかはあなたが選択可能です。
リモートワークという経験がもたらしたもの
私はリモートワークを大勢の方が経験したインパクトが大きいと思っています。
やるべきことをやっていたら、あとの時間の使い方は各自に任されるという働き方。いくつか前提条件があるとしても公平な働き方の一つの形でしょう。
成果物によって評価されるとすれば「同一労働同一賃金」を実現化させる強力な一歩になります。
決して夢物語ではないと誰もが感じたのではないでしょうか。
意識的に生きるきっかけに
自宅でもできることをわざわざ『みんなで集まる』意味。
多大なエネルギーや時間を費やしてまで、感染リスクを冒してまで行う価値があるのか、誰もが考えることになります。
目的意識がはっきりすれば、ダラダラ時間を使うケースは減少することでしょう。
一堂に顔を合わせることに意味がある・・ということに明確な合意がなければ、いつの間にか不満が社員の間に広がり求心力は失われます。
『働くということの意味』をより深く考える契機なのです。
給料を得る必要性は変わらないまでも、時間の価値を深く認識する流れは、自分の人生を主体的に生きることにつながります。
前提条件を皆が考え始める
これから浮彫りになるのが、誰がどんな意図で仕組みを作っているかということです。
出勤するべきと考えたその理由もそうですし、何をもって評価するかという概念も白日の下にさらされます。
今までであれば、実力者と当事者の密室内での話し合いで決まることも多かったわけです。
しかし勤務の実態、成果物の実態が明確になるにつれ、オープンな場での説得力が合意形成に力を持ちます。逆にいえば政治的な手腕を得意としてきた方は立場を失うわけです。
2枚舌が使えず、データでも示すことができないなら、社内での説得力は失われるのも当然のことです。
いわゆる「カバン持ち」に限らず経営者自身もそうした場面に直面することになります。
働き方から考える「自分とは」
ある程度社会人経験があれば(特に昭和世代)、こうした密室での決定こそが「組織の力学」と学んできた方も多いでしょう。
ボスに有用なヤツを思わせてきた出世ノウハウが、今大きく崩れ始めています。
会社に頼るか、会社を利用するか
「このままでは正当な評価を受けられない」と感じる人から動き始めるかもしれませんね。
あなたのポジションがどの位置であったにせよ、貢献していない社員を高い給与で抱え続けることは難しくなります。どのみちコロナ不況で会社だってどうなるかわからないのですから。
国が動くにしても莫大な給付金、修正予算の原資は私たちが負担することになります。時間の問題であって、私たちが影響を受けないはずがないのです。
どうせなら自分の武器を磨く時間にしてみたらどうでしょうか。
求められたこと以上に自分のスキルを上げておく。あるいは意図的に人脈を広げてみる。今後どうなるにせよ、準備の一つになるわけです。
自分はどうあるべきか考える
そうなると自分のかじ取りを意識的に行う必要があります。漫然と動いていたことが意識化される瞬間です。
もしこの仕事が、その職場での最後の仕事ならどうするか。職場の看板を背負わずに自分に会ってくれる人間関係を作っているか・・。
ゴール直前に抜群のパフォーマンスを発揮する締切効果のようなものです。これがあなたの能力を大きく引き上げてくれます。
残るは「自分の在り方」ですが・・。もうお分かりですよね。
自分との対話の時間を取りましょう。起きていることを通して自分を見つめてみて下さい。
そして時々はこちらのサイトで情報に接してみて下さい。
今のあなたに語りかけているメッセージに気が付かれることと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。